結婚記念日&ダンナ誕生日。
2002年7月21日昨日の『浮かれ呑み』がたたったダンナと
ヒジョーに寝付かれなくて苛ついていた私。
寝付いたのはもう空が明るくなった頃。
だというのに
昨日の大酔い状態を覚えてないらしいダンナに
寝入りばなを起こされ力任せに払いのけてしまった。うーむ、これではケモノだよ私。
二人ともニンゲンとして復活したのは
午後になってから。
ダンナは当然胃の調子が悪い。
私も胃がムカムカする。
こりゃ、リハビリ的な食い物にしなきゃね。
そんな訳で冷凍したご飯・鶏はむのスープ・鶏はむ・卵・大葉・ワカメの戻したので鶏雑炊を作る。
それほど味を強くせずに塩コショウ、少しの醤油で味付け。胃が弱ってる時はこういうもんが喰いたいんだよね。ダンナにも気にいってもらえた。
大食いの我々にしたらやけに控えめな食い方ではあるけれど理由がある。結婚記念日&誕生日を兼ねて二人でフレンチを食べに行くのだ。色々悩んだ挙句に一軒の店を選定した私。美味しいトコだといいねぇ。
場所がわからなかったので通りに出てタクシーを捕まえてお店の近くまで運んでもらう。予約の時間までに40分ほどあったので紀伊国屋でちょっと買い物。やたら美味しそうに見えたナンと胚芽パン、カレー2種類を購入。約束の時間近くなったので移動。
お店に着いて、名前を告げると奥の席に案内してくれた。少し暗めの照明が落ち着く。中はそれほど広い感じでは無かったです。
食前酒にダンナはシャンパンを頼む。
私はタロッコオレンジジュースをお願いする。
(ブラッドオレンジ)
すぐ後に一組のお客さん(カップル)が私たちの隣に案内されたのだけど女性の方が私と隣り合い、間髪いれずにタバコを吸い始めた・・・せめて食事時くらいタバコは勘弁して欲しい(泣)
お店のヒトとてそれを想定して案内したのではないのでしょうけれどあまり気分のいいものではなかったです。幸いお店の空調が良かったのかそれほど煙がまわってこなかったので助かりました。
ちなみにコースはシェフにお任せする形となりました。(前菜2品、魚・グラニテ・肉・フロマージュ・デザート・エスプレッソ)
メニュー上で見た限り好き嫌いは無い旨と、おのおので違うものが食べてみたい(*もし厨房に負担が掛かるのだったら同じでもOK)、私はお肉料理で子羊のロースト、ダンナは鴨が食べたいという希望を給仕の方に伝えました。
アミューズブーシェ(前菜の前の一品)
サフランのリゾット。小さく切った帆立が添えられている。
お腹も空いてる事もあってあっさり収まる。きっと単品でコレがあったら黙って食べ進んでしまいそう。
前菜。
ダンナのは『温泉卵とオマール海老、ホタテ貝、ウニ、キャビアのコンソメゼリー』
とろける食感、ぷるんとしたものが好きなヒトにとってこれほどツボな食べ物って無いと思う・・・
横から一口、二口もらったんだけどキャビアの塩気、雲丹のクリームっぽさ、コンソメと合わさると暴力的に美味いです。
私の。『オマール海老・帆立のトマトファルシ』
トマトファルシの周りにトマトソ−スと魚ベースの白いソースが少量取り巻いてて、さらに小さいナスが添えてある。トマト自体も美味しいし魚介類もそれぞれ美味しいのだけど、実はダンナのオーダーしたものの方が好みでした・・・
前菜二品目。使ってる素材は共通だけれど味の傾向が全く違う!!フォアグラ。
ダンナのは『江戸前穴子と鴨のフォアグラ、茄子のミルフィーユ仕立て ロケット菜添え』穴子とフォアグラはカレー風味に仕立ててあるのだ。穴子はカリカリに揚げた骨せんべい付き。
私のは『プラム風味を絡めたフォアグラソテー』
やたら美味くて、小さくちぎったパンに塗りつけながら食べたりもしてました。フォアグラって甘い味付けも合うのか・・・どうやら本日のスペシャリテだったそうです。
*魚料理。
ダンナ『甘鯛のポアレ、バルサミコソース』
やはり一口もらう私。(笑)美味しいバルサミコってやっぱり甘いのか、ちょっと一本バルサミコが欲しくなってきた。甘鯛は皮もサクサクしてソースと良く合っていた。
私の。『黒ソイのポアレ・シャンパンのソース』千切りにしたポロ葱・人参・ズッキーニを揚げた物がポアレの上に乗っている。この揚げた千切り野菜がちょっと喉に引っかかりそうな感じだけどお魚、すごく美味しい。少し酸味の強いシャンパンのソースなんて初めて食べました。
ここで口直し。ミントとシャンパンのグラニテ。
少々アルコールも利いてたようだ。ゴメン(と、お腹に向かって謝っておく)でも、ほんの一口だけね。
肉料理。
ダンナは『仔鴨のフィレ肉のロースト ブレゼしたアンディーブ添え』少し肉が硬いけれど鴨って味が濃い。それに下に敷いてあったポロ葱がめちゃくちゃ美味い。これじゃホントにカモネギだよ・・・
私『フランス リムーザン産仔羊背肉のローストタイム風味 温野菜添え』ものすごーく、たっぷりでした。骨周りについた肉、ロゼ色に焼きあがったところと脂の多い目のところに大まかに切り分けてあってとにかく食べるのが楽しいったらない。
フィンガーボウルが添えてあるのをいい事にラムラック部分から挑みました。骨周りの肉は美味しい。
丁度良くロゼ色に焼けたところと、ラムラック3本のうち1本をダンナに渡すとビックリしてました。おいしかったらしい。
タイムが効いてる所為なのか、焼き方がすばらしいのかヒツジ臭さとかは全くなく、骨と温野菜のオリーブの種とニンニク、ローズマリー以外はぺろりと食べてしまいました。二人ともペロリケロリと良く食べるので給仕の方も心なしかうれしそうでした。
本来ならこの後チーズなのですが、私たちは全然ワインを飲まないのを察し『もう一品デザートはどうでしょう?』と申し出て下さり、お言葉に甘える事にしました。
出てきたのはココナツミルクの中に苺・ブルーベリー、クランベリーなどが散らされココナツミルクアイスの入ったデザート。ひんやり、実に食べやすかったです。
仕上げのデザートが来る前にダンナにプレゼントを渡した。よかった。喜んでくれた。
『デザート、遅いねぇ』とダンナは言っていたが私は『くるのが遅い訳』を知っていたのですね。前もって結婚記念日・ダンナの誕生日だという事と、ダンナの名前も先方に知らせておいたんです。
やがて静々と細い、火の点いたローソク付きデザートが『本日はおめでとうございます!』の声とともに運ばれてきた。お皿の周りにはチョコレートクリームでお祝いの言葉が記されている。わー、こういうのどこか照れくさいけれど、ウレシかったり。
二人してローソクを吹き消すと運んできてくれた給仕のお二人がぱちぱちと拍手してくれた。サッとローソクを引き抜いて、お茶の用意に移ってくれた。
またしてもデザートもそれぞれ違うものにしてくれた。ダンナのは全体的にキャラメル仕立て。キャラメルアイスクリームに林檎のコンポート添え、カスタードプリン(ケーキの様に切り分けられる位の固さ)クレームブリュレ。
私のはバニラアイス(今思えばカスタードっぽかったような・・・)にサックサクのパートフィロ生地に包まれた林檎のコンポート(変形版アップルパイだったのだろうか)恐ろしく滑らかなチョコレートケーキ。二人とも紅茶を頼んだ。
本当に充実した食事を楽しんだ感じでした。
こういう食事にこそ『御馳走様でした』というべきなのかなぁ、とは思いつつも
きっと、この調子で食べ続けてると体重も脂肪の値もオソロシイ事になりそうな気がするのでホントに年に数えるほどで良いなぁ、と思う私なのでした。
ヒジョーに寝付かれなくて苛ついていた私。
寝付いたのはもう空が明るくなった頃。
だというのに
昨日の大酔い状態を覚えてないらしいダンナに
寝入りばなを起こされ力任せに払いのけてしまった。うーむ、これではケモノだよ私。
二人ともニンゲンとして復活したのは
午後になってから。
ダンナは当然胃の調子が悪い。
私も胃がムカムカする。
こりゃ、リハビリ的な食い物にしなきゃね。
そんな訳で冷凍したご飯・鶏はむのスープ・鶏はむ・卵・大葉・ワカメの戻したので鶏雑炊を作る。
それほど味を強くせずに塩コショウ、少しの醤油で味付け。胃が弱ってる時はこういうもんが喰いたいんだよね。ダンナにも気にいってもらえた。
大食いの我々にしたらやけに控えめな食い方ではあるけれど理由がある。結婚記念日&誕生日を兼ねて二人でフレンチを食べに行くのだ。色々悩んだ挙句に一軒の店を選定した私。美味しいトコだといいねぇ。
場所がわからなかったので通りに出てタクシーを捕まえてお店の近くまで運んでもらう。予約の時間までに40分ほどあったので紀伊国屋でちょっと買い物。やたら美味しそうに見えたナンと胚芽パン、カレー2種類を購入。約束の時間近くなったので移動。
お店に着いて、名前を告げると奥の席に案内してくれた。少し暗めの照明が落ち着く。中はそれほど広い感じでは無かったです。
食前酒にダンナはシャンパンを頼む。
私はタロッコオレンジジュースをお願いする。
(ブラッドオレンジ)
すぐ後に一組のお客さん(カップル)が私たちの隣に案内されたのだけど女性の方が私と隣り合い、間髪いれずにタバコを吸い始めた・・・せめて食事時くらいタバコは勘弁して欲しい(泣)
お店のヒトとてそれを想定して案内したのではないのでしょうけれどあまり気分のいいものではなかったです。幸いお店の空調が良かったのかそれほど煙がまわってこなかったので助かりました。
ちなみにコースはシェフにお任せする形となりました。(前菜2品、魚・グラニテ・肉・フロマージュ・デザート・エスプレッソ)
メニュー上で見た限り好き嫌いは無い旨と、おのおので違うものが食べてみたい(*もし厨房に負担が掛かるのだったら同じでもOK)、私はお肉料理で子羊のロースト、ダンナは鴨が食べたいという希望を給仕の方に伝えました。
アミューズブーシェ(前菜の前の一品)
サフランのリゾット。小さく切った帆立が添えられている。
お腹も空いてる事もあってあっさり収まる。きっと単品でコレがあったら黙って食べ進んでしまいそう。
前菜。
ダンナのは『温泉卵とオマール海老、ホタテ貝、ウニ、キャビアのコンソメゼリー』
とろける食感、ぷるんとしたものが好きなヒトにとってこれほどツボな食べ物って無いと思う・・・
横から一口、二口もらったんだけどキャビアの塩気、雲丹のクリームっぽさ、コンソメと合わさると暴力的に美味いです。
私の。『オマール海老・帆立のトマトファルシ』
トマトファルシの周りにトマトソ−スと魚ベースの白いソースが少量取り巻いてて、さらに小さいナスが添えてある。トマト自体も美味しいし魚介類もそれぞれ美味しいのだけど、実はダンナのオーダーしたものの方が好みでした・・・
前菜二品目。使ってる素材は共通だけれど味の傾向が全く違う!!フォアグラ。
ダンナのは『江戸前穴子と鴨のフォアグラ、茄子のミルフィーユ仕立て ロケット菜添え』穴子とフォアグラはカレー風味に仕立ててあるのだ。穴子はカリカリに揚げた骨せんべい付き。
私のは『プラム風味を絡めたフォアグラソテー』
やたら美味くて、小さくちぎったパンに塗りつけながら食べたりもしてました。フォアグラって甘い味付けも合うのか・・・どうやら本日のスペシャリテだったそうです。
*魚料理。
ダンナ『甘鯛のポアレ、バルサミコソース』
やはり一口もらう私。(笑)美味しいバルサミコってやっぱり甘いのか、ちょっと一本バルサミコが欲しくなってきた。甘鯛は皮もサクサクしてソースと良く合っていた。
私の。『黒ソイのポアレ・シャンパンのソース』千切りにしたポロ葱・人参・ズッキーニを揚げた物がポアレの上に乗っている。この揚げた千切り野菜がちょっと喉に引っかかりそうな感じだけどお魚、すごく美味しい。少し酸味の強いシャンパンのソースなんて初めて食べました。
ここで口直し。ミントとシャンパンのグラニテ。
少々アルコールも利いてたようだ。ゴメン(と、お腹に向かって謝っておく)でも、ほんの一口だけね。
肉料理。
ダンナは『仔鴨のフィレ肉のロースト ブレゼしたアンディーブ添え』少し肉が硬いけれど鴨って味が濃い。それに下に敷いてあったポロ葱がめちゃくちゃ美味い。これじゃホントにカモネギだよ・・・
私『フランス リムーザン産仔羊背肉のローストタイム風味 温野菜添え』ものすごーく、たっぷりでした。骨周りについた肉、ロゼ色に焼きあがったところと脂の多い目のところに大まかに切り分けてあってとにかく食べるのが楽しいったらない。
フィンガーボウルが添えてあるのをいい事にラムラック部分から挑みました。骨周りの肉は美味しい。
丁度良くロゼ色に焼けたところと、ラムラック3本のうち1本をダンナに渡すとビックリしてました。おいしかったらしい。
タイムが効いてる所為なのか、焼き方がすばらしいのかヒツジ臭さとかは全くなく、骨と温野菜のオリーブの種とニンニク、ローズマリー以外はぺろりと食べてしまいました。二人ともペロリケロリと良く食べるので給仕の方も心なしかうれしそうでした。
本来ならこの後チーズなのですが、私たちは全然ワインを飲まないのを察し『もう一品デザートはどうでしょう?』と申し出て下さり、お言葉に甘える事にしました。
出てきたのはココナツミルクの中に苺・ブルーベリー、クランベリーなどが散らされココナツミルクアイスの入ったデザート。ひんやり、実に食べやすかったです。
仕上げのデザートが来る前にダンナにプレゼントを渡した。よかった。喜んでくれた。
『デザート、遅いねぇ』とダンナは言っていたが私は『くるのが遅い訳』を知っていたのですね。前もって結婚記念日・ダンナの誕生日だという事と、ダンナの名前も先方に知らせておいたんです。
やがて静々と細い、火の点いたローソク付きデザートが『本日はおめでとうございます!』の声とともに運ばれてきた。お皿の周りにはチョコレートクリームでお祝いの言葉が記されている。わー、こういうのどこか照れくさいけれど、ウレシかったり。
二人してローソクを吹き消すと運んできてくれた給仕のお二人がぱちぱちと拍手してくれた。サッとローソクを引き抜いて、お茶の用意に移ってくれた。
またしてもデザートもそれぞれ違うものにしてくれた。ダンナのは全体的にキャラメル仕立て。キャラメルアイスクリームに林檎のコンポート添え、カスタードプリン(ケーキの様に切り分けられる位の固さ)クレームブリュレ。
私のはバニラアイス(今思えばカスタードっぽかったような・・・)にサックサクのパートフィロ生地に包まれた林檎のコンポート(変形版アップルパイだったのだろうか)恐ろしく滑らかなチョコレートケーキ。二人とも紅茶を頼んだ。
本当に充実した食事を楽しんだ感じでした。
こういう食事にこそ『御馳走様でした』というべきなのかなぁ、とは思いつつも
きっと、この調子で食べ続けてると体重も脂肪の値もオソロシイ事になりそうな気がするのでホントに年に数えるほどで良いなぁ、と思う私なのでした。
コメント